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ザ・グリソムギャング大型企画
“懐かしの日活児童映画傑作選”

☆グリソムギャングでは予約を受け、イベント当日に料金をいただく興行を主として運営しています。
イベントによってはキャンセル待ち登録のお客様がいらっしゃる場合もございます。
予約をキャンセルされる場合は、お早めにご連絡ください。皆様のご理解をよろしくお願いいたします。

各イベントゲスト、内容、日程はやむを得ない事情により変更になる場合があります。
また上映開始後の入場は場内のお客様に迷惑になりますのでお断りする場合がございます。
予めご了承ください。

開催日程 2011年1月29日()〜2月27日(

<イントロダクション>
かって、学校の体育館や町の公民館などで頻繁に上映される「児童映画」と言うジャンルが存在した。
特に70年代以降、ロマンポルノと言うアダルト路線の陰で日活が平行して力を注いで製作していたのが、日活児童映画と呼ばれる一連の作品群である。
これらの作品の多くは、当時日活に所属していた手練の職人監督たちが、プログラムピクチャーで鍛え上げた腕を存分に発揮し、子供はもちろんのこと、大人の鑑賞にも十分耐えうる秀作・傑作を輩出、国内外の映画賞を受賞するなど児童向けと言うカテゴリに収まらないクオリティの高さを誇示した。
そして、スタジオシステム崩壊後、ロマンポルノと共にジャンルとしての児童映画は消失してしまったが、これらの作品群に郷愁の念を憶える3、40代のかっての少年少女たちは少なくないはずだ。
ザ・グリソムギャングでは、そんな日活児童映画の中から未ソフト化の作品を中心に、厳選した5作品を連続上映。
各作品の監督や出演者の方々をお招きし、撮影当時の様子や、日活児童映画が日本映画史において果たした役割などを振り返っていただくロングトークショーを同時開催する。
DVDでは見ることの出来ないこれらの作品を、童心に帰ってご堪能頂きたい。
<上映作品>

「ともだち」


(1974年・86分・35ミリ 監督 澤田幸弘 出演 松田優作 下川辰平 地井武男)
(あらすじ)松村新太は元気な小学校六年生。気管支端息にかかった斉藤良子を何とか明かるくしてくれと担任の戸山先生が新太に頼む。弁当屋をやっている家では、当然良子は嫌われると思った新太は、父親と通信簿で5を二つとったら何でも言うことをきいてくれる、という条件で必死に勉強を始めるが・・・。

「お母さんのつうしんぼ」


(1980年・97分・35ミリ 監督 武田一成 出演 藤田弓子 宮下順子)
(あらすじ)小学校五年生の夕子はお母さんと弟の広志と三人で団地に住んでいる。お父さんは夕子が小さい頃亡くなり、お母さんは出版社に勤めている。「ママ、今度の土曜日、早く帰ってね。学校で習ったスパゲッティを作ってあげる」夕子とそんな約束をした母の和子は、その日が自分の誕生日であることに気づかず・・・。

「新どぶ川学級」


(1976年・113分・16ミリ 監督 岡本孝二 出演 森次晃嗣 高野浩幸 吉永小百合)
(あらすじ)“どぶ川学級"の子供たちの中に、中学3年になる千恵子と中学2年の正夫の姉妹がいた。千恵子たちの家庭は、父親が争議で職場を離れて以来長いこと床についており、母親が朝から夜まで働きづめで生活を支えていた。そんなある日、父親が救急車で運ばれていく・・・。

「ボクのおやじとぼく」


(1983年・90分・35ミリ 監督 中原俊 出演 夏八木勲(アジア映画祭男優賞受賞) 東山明美 三條美紀)
(あらすじ) 植木職人であるおやじの夢は自分の家を建てること。仕事と酒とカラオケが大好きなおやじを、達男は誰よりも尊敬し憧れているが、経済的な事情からか、姉・葉子は親類の家に預けられている。ある日偶然、達男と葉子は、「小判の入ったかめ」と勘違いして、「山城家の宝物」を発見してしまうのだが・・・。

「まってました転校生!」


(1985年・97分・35ミリ 監督 藤井克彦 出演 蟹江敬三 入江若葉 新井康弘)
(あらすじ)小学校4年生で23回も転校を重ねた平山明は、旅廻り一座の子役。荒川小学校に初めて登校し、先生から紹介されたその日に、悪ガキ三人組からいじめられっ子文雄を助けて喧嘩を始める。これはたびたびの転校で身につけた友達作りの技術だった・・・。
<ゲストプロフィール>
澤田幸弘(さわだ ゆきひろ)
映画監督。1933年神奈川県出身。
日活入社後鈴木清順、斎藤武市に師事し、1970年、映画「斬り込み」でデビュー。長谷部安春・小澤啓一とともに「日活ニュー・アクション路線」の旗手となった。
代表作に「あばよダチ公」、「高校大パニック」、「俺たちに墓はない」など。
日活を離れてからはテレビドラマ「 太陽にほえろ!」「大都会」シリーズ、「 西部警察」シリーズなどの演出を手がける。

武田一成(たけだ かずなり)
映画監督。1930年、東京都出身。
1954年、日活撮影所に入り鈴木清順に師事。1961年、パリ映画高等学院留学。1967年「関東も広うござんす」で野口晴康監督代行。同年「関東刑務所帰り」で監督デビュー。
代表作に「サチコの幸」、「先生のつうしんぼ」などがある。
アジア映画祭最優秀作品賞、監督賞受賞。現在日本映画学校講師。

高野浩幸(たかの ひろゆき)
俳優。1961年 東京都出身。
小学1年生から高校3年生までの間、劇団いろはに所属。子役として、『超人バロム・1』に主演。
その後、寺山修司監督作品の映画『田園に死す』やNHKの少年ドラマシリーズ『なぞの転校生』で天才子役として話題を呼んだ。
近年は舞台中心に活躍中で、2010年10月には自ら主宰するアクション・エンタテインメント・ユニット『RED塾』の旗揚げ公演を成功させたばかり。
現在は年末の舞台準備、稽古におわれる日々である。
高野浩幸公式HP http://www.navi-p.com/act-takano/

中原俊(なかはら しゅん)
映画監督。1951年、鹿児島県出身。
1976年、日活に入社。鈴木清順、大林宣彦、市川崑、根岸吉太郎等の助監督を務めた。
1982年、日活ロマンポルノの『犯され志願』で監督デビュー。以降日活ロマンポルノにて活動し、期待の俊英として注目を集めた。1985年に日活を退社しフリーとなる。
1990年11月、吉田秋生原作の『櫻の園』を発表。続いて1991年12月、三谷幸喜脚本の『12人の優しい日本人』を発表する。この2作が出世作となり、広く注目を集める。
以降も、ポルノ時代から培われてきた斬新な演出で活躍、現在もコンスタントに作品を発表している。
代表作に「コキーユ」、「カラフル」、「落語娘」などがある。

藤井克彦(ふじい かつひこ)
1934年 広島県出身。
1958年慶應義塾大学文学部卒業後、日活撮影所助監督部に入社。
蔵原惟繕監督の『われらの時代』、森永健次郎監督の『潮騒』、マキノ雅弘監督の『日本侠客伝』などにつく。
1971年8月、日活の製作一時中止、11月からのロマンポルノ路線、監督若返りで監督に昇進。
監督第1作作『OL日記・牝猫の匂い』が警視庁保安一課に(わいせつ物陳列罪)で摘発され、翌年日活ロマンポルノ裁判に発展、猥褻裁判の被告となった。猥褻裁判は1980年に高裁で無罪が確定した。
日活ロマンポルノの主力監督の一人として活躍し1980年フリー。
1983年からテレビ映画も手掛ける。
児童映画も手掛け1976年に撮った『四年三組のはた』や1985年の『まってました転校生!』は、いづれも海外の児童映画賞を受けた。

<タイムテーブル>
1月29日()15時〜※詳細は第十四回寄席 愚離粗無亭の欄をご覧下さい。
1月30日()15時〜「ともだち」上映
         16時35分 休憩
         16時50分 トークショー ゲスト澤田幸弘監督
         19時頃終演予定
         ※終演後、監督を囲んでの懇親会あり(要別途会費)

2月5日()15時〜「お母さんのつうしんぼ」上映
        16時45分 休憩
        17時 トークショー ゲスト武田一成監督
        19時頃終演予定
         ※終演後、監督を囲んでの懇親会あり(要別途会費)
2月5日お母さんのつうしんぼをご予約された方へお詫びとお知らせです。
2日夜、武田一成監督が緊急入院されました。
幸いにも大事には至らず、ご本人もいたってお元気のご様子です。
ただ、数日間の入院を医師から勧告されたため、5日のトークショーにご参加いただけなくなりました。
楽しみにされていた皆様には心からお詫び申し上げます。
この機会を武田監督も楽しみにされていただけにとても残念ですが、お身体の事だけに何卒ご理解ご了承のほどお願い申し上げます。
当日は映画上映は予定通り行います。
トークショーの替りに、上映会当日に入院先の武田監督をお見舞いがてら収録したインタビュービデオ(30分ほどを予定しております)をご覧頂き、ご希望の方には武田監督の直筆サイン色紙をプレゼントします。
入場料は1500円に変更させていただきますが、ご予約いただいた方はキャンセルも承りますので、キャンセル希望者はご遠慮なくご連絡ください。
サイン色紙ご希望の方もお手数ですが、事前にご一報くださるようお願い申し上げます。
                シネマバー ザ・グリソムギャング

2月6日()14時〜「お母さんのつうしんぼ」上映
        16時30分〜「お母さんのつうしんぼ」上映

☆急告!
「新どぶ川学級」2月11日上映後に、主演の森次晃嗣さんのトークショー開催が決定しました!
つきましては、当日のタイムテーブル、チャージを以下のように変更させていただきます。
何卒ご了承ください。
なお、2月11日のご予約に関しては、あらためて12月20日午前10時よりメールで受付を開始します(それ以前にメールされたものに関しては一切受け付けませんのでご注意ください)。
また、一般予約開始前、12月19日の室賀厚監督特集におきまして先行販売を行います(室賀厚監督特集ご来場のお客様のみ)。
先行販売につきましては前払い、座席リザーブ有りとなります。
札止め必至のこのイベント、良いお席はお早めに確保ください!

2月11日(金・祝)15時〜「新どぶ川学級」上映
         17時 休憩
         17時15分 トークショー ゲスト森次晃嗣さん
         19時頃終演予定
         ※懇親会につきましては当日お尋ね下さい
チャージ 前売予約3000円 当日3500円
※2月11日は予約が定員数に達しましたので打ち切らせていただきます。ご了承ください。

2月12日()15時〜「新どぶ川学級」上映
2月13日()15時〜「新どぶ川学級」上映
         17時 休憩
         17時15分 トークショー ゲスト高野浩幸さん
         19時頃終演予定
         ※終演後、高野さんを囲んでの懇親会あり(要別途会費)

2月19日()15時〜「ボクのおやじとぼく」上映
         16時45分 休憩
         17時 トークショー ゲスト中原俊監督
         19時頃終演予定
         ※終演後、監督を囲んでの懇親会あり(要別途会費)
2月20日()14時〜「ボクのおやじとぼく」上映
         16時30分〜「ボクのおやじとぼく」上映

2月26日()15時〜「まってました転校生!」上映
         16時45分 休憩
         17時 トークショー ゲスト 藤井克彦監督
         19時頃終演予定
         ※終演後、ゲストを囲んでの懇親会予定(要別途会費)
2月27日()14時〜「まってました転校生!」上映
         16時30分〜「まってました転校生!」上映

<チャージ(各回完全入替制)>
1月29日 寄席 愚離粗無亭欄をご覧下さい
上映のみの回 前売予約1000円 当日1500円
トークショー付の回(2月11、13日除く) 前売予約2000円 当日2500円
2月11、13日 前売予約3000円 当日3500円
※懇親会費につきましては当日お尋ねください

<予約方法>
メールにて承ります。
予約メールアドレス cineka2@yahoo.co.jp
※先着順に受付します。

「ともだち」予約
「お母さんのつうしんぼ」予約
「新どぶ川学級」予約
「ボクのおやじとぼく」予約
「まってました転校生!」予約

予約は上記各タイトルをクリックしてください。メールソフトが起動します。
件名欄に予約したい作品名をいれ、本文に鑑賞希望日時・お名前・人数・連絡先を明記の上お送りください。
折り返し予約確認メールを差し上げます。
2,3日中に予約確認メールが届かない場合、予約メールが届いていない可能性がありますので、店舗にお問い合わせください。
※2月11日は予約が定員数に達しましたので打ち切らせていただきます。ご了承ください。

☆Gメールでのご予約は受付かねますので、他のアドレスをご利用ください。

☆なお、トークイベントはやむを得ぬ事情で中止になる場合がございます。その際に生じた如何なる損害(例:交通費、宿泊費、有休等)につきまして当店では一切責任を負いかねますので、特に遠方よりお越しの方は予めリスクをご了承の上ご予約下さい。

☆グリソムギャングでは予約を受け、イベント当日に料金をいただく興行を主として運営しています。
イベントによってはキャンセル待ち登録のお客様がいらっしゃる場合もございます。
予約をキャンセルされる場合は、お早めにご連絡ください。皆様のご理解をよろしくお願いいたします。



(11/2/3武田監督イベント中止のお知らせ)
(11/1/11Gメール禁止)
(10/12/16森次晃嗣追加)
(10/11/21)

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